「景気予測の素人」が今年のマーケットを予想してみた。

税理士はクライントの納税額を計算するのが本職です。

 

しかし、その税額はクライアントの業績に左右されるので、景気がどうなるのかは常に興味の対象です。

 

 

■昨年の年初は楽観気分に支配されていた

 

 

お正月ということで、素人が(お屠蘇気分でざっくりと)マーケット予測をしますので気軽にお付き合いください(笑)

 

昨年の1月5日に、経団連、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体の「2018年新年祝賀パーティー」、いわゆる賀詞交歓会が開催されましたが、その場でワールドビジネスサテライトのレポーターが経営者に株価予測のインタビューをしていました。

 

概ね、どの経営者も日経平均が22,000円から27,000円くらいのレンジに収まる予想をしており、景気に関しても殆どの経営者が心配無用といった楽観論に支配されていたのを覚えています。

 

確か、某証券会社のCEOは2018年中に日経平均が3万円に迫ると超強気の予想をしていました。

 

 

その時、漠然と「こういう楽観論で支配されている局面は危険だな」と感じたのを覚えています。

 

だからという訳ではないのですが、10月以降の株価は急落につぐ急落、信用取引をしている方は追証に迫られ、泣く泣くロスカットした方も多いと思います。

 

 

■逆イールドとは何?

 

 

以前、ギャン理論の大家の話をセミナーで聞いた時に、「バブルは逆イールドが発生してから概ね1年から1年半で崩れるということを繰り返してきている」と話していました。

 

通常は短期債よりも長期債利回りのほうが高いのですが、バブル崩壊1年くらい前にそれが逆転し、「短期債利回り>長期債利回り」となるというのです。

 

平時において利回りは長期債のほうが高いのですが、此の先景気が悪くなると判断すると、「将来の景気後退を見越し債券を買う→債券の価格が上がる→そうすると利回りが低くなる」となります。

 

 

一方、短期債に関しては、過熱する景気を冷やそうと現在のFRBのようにFFレートを利上げすることによって、利回りがつられて上がり、ついには逆イールドが発生するという仕組みです。

 

(実際には各当事者がどう考えているかは分かりませんが、債券を買うから利回りが下がる、売るから利回りが上がるので、こうした「理屈」は後解釈かも知れません。素人ですので、ごめんあそばせ、笑・・)

 

そうした逆イールドが発生した後1年くらいは、株式市場も「掉尾(とうび)の一振(いっしん)」といった具合に理外の理として、株価が上昇するというのがバブル崩壊前のお決まりらしいのです。

 

ちなみに昨年12月3日に米国債券市場では、「3年債利回り>5年債利回り」の逆イールドが発生、更に5日には「2年債利回り>5年債利回り」の逆イールドも発生しています。

 

もし、「2年債利回り>10年債利回り」が発生すれば、本物の逆イールドと言えるので、その後の株価堅調→株価大幅下落になる可能性は、アノマリーから判断すると高いといえるのではないでしょうか。

 

■結局、今年の日経平均は上がるの、それとも下がるの?

 

 

僕の予想では、日経平均株価は年初から8月くらいまで堅調に推移して25,000円まで上昇し、昨年来高値を更新するというものです。

 

8月以降は22,000円を下限に上がったり下がったりのボックス相場で推移し、来年以降は要注意というものです。

 

(念のためのご注意)

 

この記事はあくまでも正月のほろ酔い気分の中、株素人の筆者が自身の考えを無責任に述べたもので(笑)、投資を推奨するものではありません。

 

もし投資をするのであれば、あくまでも自己責任でお願いします(^^;)・・。

 

 

■今日のつぶやき

 

今朝は寒い中歩いて近くの神社に初詣。

この冬一番の寒さなのか、庭の水道の蛇口が凍って動きません。

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京橋トレジャリー税理士事務所は日本が元気になるように、すべてのクライアントさまが成長することを支援していきます!!

 

”全てのよきことが次から次へと、あなたにやってきますように。”