なぜ、当事務所は、トレジャリーなのか?

当事務所の名前は、「京橋トレジャリー税理士事務所」といいます。

 

京橋は事務所のある地名ですので、事務所名として、京橋という地名が付いているのは、すんなりと理解いただけると思います。

 

ただ、次のトレジャリーになると、「ウン?」となることが多いです。あまり、聞きなれない単語ですから、仕方のないところです。

 

このトレジャリーという言葉を事務所名に使ったのは、2つの理由あります。以下、説明致します。

 

まず、一つ目の理由は、トレジャリーの意味が魅力的だったからです。

 

辞書でトレジャリー:treasury を調べると、「財宝、国庫、英国の大蔵省~」など、ゴージャスな雰囲気が漂います。英国の大蔵省(The treasury)をも意味しますので、格式も感じさせる単語です。

 

既にお分かりと思いますが、当事務所のクライアント・顧問先の皆様に事業を通じて豊かになって頂きたい、当事務所はそのためのお手伝いをしていきたい、との願いが「トレジャリー」には込められています。

 

二つ目の理由は、当事務所の最寄り駅が、都営浅草線「宝町」駅だからです。
(この宝町という地名は今は使われておらず、かつての宝町地域は、現在は京橋になっています。)

 

この「宝町」という地名は、中央区のHPによると「昭和6年、中沢彦吉の発案により、めでたい名を選んでつけられました。」とあります。ちなみに、中沢彦吉は、「 明治時代の実業家。明治25年、衆議院議員に当選し、同時に東京市会議員となりました。」とあります。

 

まさに宝町は、「トレジャリー」を意味するものであり、非常におめでたい地名です。
「宝」という漢字からは、恵比寿様や大黒様などの神様が宝船にのっているイメージが頭に浮かんできて幸福感に包まれます(僕だけかもしれません・・・)。

 

つまり、「宝町」というおめでたい駅名にあやかりたい、というのが、事務所名にトレジャリーを使った理由です。

 

最後に京橋の由来を。

 

京橋は、「東海道の起点である日本橋から京へ上る最初の橋であったことから、京橋の名が生まれ、それが町名となりました。」と中央区HPに記載されています。

 

江戸時代の商人、お武家さん、旅を許された江戸っ子も、これから始まる京への旅に、胸がさぞかし躍ったことでしょう。

 

今の時代と違って、自分が住んでいる地域から他の地域への移動は多くの制約があったはずで、東海道を旅行できること自体に今では考えられないくらいの喜びがあったと思います。

 


また当時は、東海道と言っても、人気のない寂しい山中も多く、山賊や強盗も多く出現したことでしょう。身が危険にさらされることも多かったはずです。

 

しかし、どちらかというと、喜びや期待のほうが大きかったのでは、ないでしょうか。

 

各藩の統制が厳しく、人の移動も容易ではない時代にあって、じぶんが知らない土地、風習、言葉、料理などを見聞きすることは、とてもエキサイティングで、新鮮な体験であったはずです。

 

僕も、いにしえの商人に負けないよう、京橋の地で胸躍らせるつもりです。