個人事業主の「申告のコツ」、経費の区分。

もうすぐ今年も終わり。

 

個人事業主の方も今年の業績の着地が見えてきて、喜んでいる方、ちょっと惜しい気持ちの方さまざまだと思います。

 

 

 

■その経費がどの科目に該当するか決めた後は、むやみに変えないことが大切

 

 

また、事業を営んでいる方でも自分で経理を高い精度でやっている方、殆どやらない方と2パターンにはっきりと分かれているように感じます。

 

前者の方から問い合わせをいただくことが多いのが、この支出はどの経費に該当するのかということです。

 

 

経費になるか否かは、的確に判断すべきところですが、その支出がどの科目になるかはあまり悩む必要は無いと思います。

 

ただ、経費科目と支出内容の関連性が低い、又は大きく異なるのであれば、税務署のほうで「?」となりますので、気をつけましょう。

 

税金の計算上、収入から差し引くのが経費であり、経費の妥当性は充分考慮すべきところですが、その経費がどの科目に該当するかは自分の判断で決めて、その後むやみに変えないことが大切です。

 

 

 

■ガソリン代を例にとると

 

 

例として、ガソリン代を考えてみましょう。

 

前提として、

・個人事業主が小さな工場を経営している

 

・工場ではガソリンを動力として機械を操作して製品を製造している

 

・事業の営業用として車も所有している

 

この場合、ガソリン代を振り分ける科目として次のものが候補になります。

(もっとあるかも知れませんが・・・)

 

・燃料費

・車両費

・旅費交通費

・消耗品費

 

 

同じガソリンであったとしても工場で使用したガソリンは燃料費とし、営業に使った車のガソリン代は車両費として区分したほうが内容をよく表しています。

 

旅費交通費や消耗品費でもダメではないのですが、遠方に飛行機で出張に行った(旅費交通費)、ノート(消耗品費)を買ったといった他の経費と一緒になってしまい混乱するので、分かりやすくした方がスッキリして良いでしょう。

 

 

 

■決算書の雑費に多額の計上はやめましょう

 

 

売上が少ないわりに雑費が多額だと、「なぜ、雑費がこれほど多い?」と訝しがられます。

 

誤解を避けるために雑費にはなるべく計上しないことにして、内容を分かりやすくしたオリジナルの経費を記載して申告しましょう。

 

個人事業主の方でHPを運営している場合、ドメイン更新料や製作費が生じ、かつ金額が多額の時には、「IT費用」、「HP費用」とすると他の広告費や支払手数料と混在しないのでスッキリします。

 

自分なりの経費振り分けのルールを決めて、継続していくのが大切です。

 

 

■今日のつぶやき

 

昨夜は知り合いの経営者様のお誕生日会に招かれ、赤坂まで。

 

その経営者自身とっても元気かつ楽しい方です。

 

「トライアスロンをやると人生が変わる!」と仰っていて、なんだか聞いているうちにやりたくなってきました(実際は無理ですが・・・)

 

とりあえず平泳ぎだけのスイマーから脱出できれば。。。

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”全てのよきことが次から次へと、あなたにやってきますように。”