株式口座は特定口座で2つ以上持つことがおススメ。

アベノミクスが始動してからというもの、日銀の債券、Jリート、ETF買いによってマーケットは多少の調整があったものの基本的に右肩上がり。

 

特定口座が手間いらずで、やはり便利

 

これを機に株式投資を始めた方もいらっしゃると思います。

 

誰でも簡単に証券会社に口座を開くことが出来、株式、投信の売買を手軽に始められるという環境にあります。

 

株式、投信の売買で利益を得た場合、証券会社に口座を開く際に特定口座を選択し、源泉徴収アリとしてあれば、納税まで証券会社のシステムが行ってくれます。

 

また、損失を被った場合は翌年以降3年間その損失を繰り越すことが可能となっています。(確定申告する必要があります。)

 

 

つまり翌年以降3年間を一期間と見なして、各年の譲渡益と繰り越された譲渡損失を相殺するという制度です。(確定申告が必要です)

 

”上場株式等を金融商品取引業者等を通じて売却したこと等により生じた損失(以下「上場株式等に係る譲渡損失」といいます。)の金額がある場合は、確定申告により、その年分の上場株式等の配当等に係る利子所得の金額及び配当所得の金額(上場株式等に係る配当所得については、申告分離課税を選択したものに限ります。以下「上場株式等に係る配当所得等の金額」といいます。)と損益通算ができます。また、損益通算してもなお控除しきれない損失の金額については、翌年以後3年間にわたり、確定申告により上場株式等に係る譲渡所得等の金額及び上場株式等に係る配当所得等の金額から繰越控除することができます”(上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除 :国税庁HPより)

 

(国税庁HP:No.1474 上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除  より)

 

 

 

 事務が簡素なのは良いが、運用をトータルで考えましょう

 

単に事務的な煩雑さを考えると証券会社を一つにしておいたほうが楽なのは間違いないのですが、運用の実際を考えると2つ以上の証券会社の口座を使ったほうがリスク管理の観点から望ましいように思います。

 

人間はどうしても含み益があるときは、もっと買えばもっと儲かると気が大きくなりがちですが、そういう時こそリスクを冷静に見る必要があります。

 

口座を2つに分けていると一度に全額を投資に回すということに歯止めがかけやすくなります。

 

つまり、リスクを時間的に分散できるわけです。

 

勿論、全額投資に回したほうが儲かるときはより儲かるのですが、損失を出した時にはその逆になるので、リスクが高まる訳です。

 

投資の達人は自分の考えに執着しない

 

株式投資で利益を出している方を見ると投資技術というより投資の心構えがしっかりしている方が多い印象です。

 

ネットの記事、エコノミストなど人の言うことを安易に信じない。

 

そして、何よりも自分の頭で考え、実行しています。

 

その考え自体も絶えず自分の中で自問自答を継続しており、思考停止状態になることはありません。

 

また、自分の相場観があてにならないことも経験的によく分かっているので、相場観を持ちながら、自らの相場観に執着しないのも特徴です。

 

僕が知っている相場師は自らをカメレオンといっています。

 

 

 

それは、一つの考えに執着せず、状況が変われば(自分の予想に反しマーケットが大きく上昇、またはその反対)自分のそれまでの仮説やシナリオ、相場観をあっさりと捨てることを意味しています。

 

 

■今日のつぶやき

 

先週金曜夜は、税理士会テニス部の練習日でした。

 

練習前は寒いので汗などかかないだろうと、シャワーを浴びる用意もせずに。

 

いざ、テニスを始めると思いのほか汗をかき、バスタオルを持参しなかったのを反省。

 

実際の気温と体感温度の差を上手く把握していかないとですね。。。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

当ブログは、楽しく気軽に読んで頂くことを目指しております。

 

税務記事に関しましては、税法に則り十分注意して記載しておりますが、最終的なご判断は、税理士など専門家へお問い合わせ下さいますよう、お願い致します。