「石橋を叩いたら痛いだけ」とあるヒトは言った

もう30年くらい前に当時とても著名な評論家が、企業経営について「石橋を叩いて渡る社長ばかりだ」と嘆いていました。

 

 

そして、その次に表題の「石橋を叩いたら痛いだけ」という言葉が続きました。

 

 

つまり、叩いたって痛いだけなのだから、心配しないでとっとと渡ってしまいなさいと言いたかったのです。

 

 

前向きに設備投資をするなり、工場を建てるなり前向きに事業を進めなさいと。

 

 

その当時、僕は20代。

 

 

そんなものか程度に聞いていました。

 

 

今その言葉を聞くと、そういうことを言えるだけの余裕が社会にあったということを感じます。

 

 

つまり、橋を叩くか叩かないかは別にして、橋があるという点で、社会に余裕があったのでは、と。(もちろん今もありますが、今の方がチャンスはやはり少ないですよね)

 

 

 

財務省が発表した法人企業統計調査(2018.9)によると、企業が積み立てた「内部留保」は、2017年度末現在で446兆4844億円(過去最高)にも上り、おカネがだぶついているようです。

 

 

インフレになれば、時間の経過とともに物価が上がるので、企業が設備投資に前向きにならざるを得ません。

 

 

現在は、史上初のマイナス金利。

 

 

別の言い方をすると、債券の異常な高値が続いているといえます。

 

 

いつまで、この状態が続くのでしょうか。

 

 

そして、経営者が「石橋を叩いたら痛いだけ」と思う日が再び来るのでしょうか。

 

 

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