その価格は、提供するサービスより上か下か。

個人事業として税理士をしていると、自分が提供するサービスの値付けに悩みます。

 

税理士業務の適正価格は、何を基準にすべきか?

 

個人事業ですから、サービスの価格は自分一人で決められるのですが、相手のある話なので、勝手に決めていいというものでもありません。

 

 

 

そのサービスの内容、価値が価格を上回るのであれば、その価格は割安、下回るのであれば、その価格は割高と判断できます。

 

 

価値>価格=割安   価値<価格=割高

 

 

商売ですから、価格は当然高いほうがいいので、値付けも高くしたくなるのが人情です。

しかし、提供しているサービスの中身よりも価格が高いとなると、初めこそクライアントは対価を支払ってくれますが、徐々に離れていきます。

 

 

この税理士のサービスは、値段が高いだけで、中身がないと判断されるわけです。

税理士が提供するサービスの代表格は、税金の申告です。

 

 

しかし、この申告業務は基本的にどの税理士がやってもあまり変わりありません。

同じ数字を見て、同じ法律に則り仕事をする以上、当然ですが・・・・。

 

 

結果に大差ないサービスを受けるのなら、値段は安いほう良いに決まっています。
そうした流れで、税理士報酬の価格競争が起きているわけです。

 

税理士のブルーオーシャンは可能か。

 

 

水族館のイルカ

 

もし、申告業務以外で競争相手がいないブルーオーシャンで、仕事を展開できるなら、低価格競争とは無縁の事業展開が可能となります。

 

では、その業務とは何か?

 

申告以外で税理士が行う業務として思い浮かぶのは、経営戦略コンサルや、財務コンサル(銀行融資コンサル)であったりするのかもしれませんが、真新しいものではなく、同業と差別化を図り、はっきりとした成果を出すのは難しい領域です。

 

 

税理士という名のもとに、関与できる業務は、世間に一般的に出回っているものであって特段目新しいものではないといえます。

 

 

税理士にもブランディングの時代?

 

でも、納税者(法人含む)は自分で申告しないのであれば、誰かに申告業務を依頼しなければなりません。

 

同じ価格、業務品質なら、ウマが合う税理士、明るい税理士、面白い?税理士となるのかもしれません。

 

税理士にも、セルフブランディングの時代が到来したのではないでしょうか!

 

【今日のつぶやき】
昨夜の台風凄かったですね。
暴風が吹き荒れるとの予報でしたが、予報通りの風の強さでした。
特に夜の12時から2時にかけては、轟音が響き、怖くなりました。
ご近所さんの屋根瓦の一部が風で飛ばされ、夜中に「ガチャガチャ、ガシャーン」とものすごい音がして、目が覚めたくらいです。
本当に、今年は、自然の猛威を感じる年です。