ぼくが税理士を目指した理由

不動産ビジネスを展開しつつ、なぜ僕は税理士を目指したのか、その理由を今日は書きたいと思います。

 

 

まず、不動産ビジネスですが、不動産を買えば不動産取得税(県税)が課され、売却すれば譲渡所得税(国税)が課税されます。

 

 

保有している間は固定資産税(市税)が毎年課税され、不動産から利益を上げれば不動産所得として所得税+住民税が課税されます。

 

 

また、不動産所得が一定の水準を超えれば個人の事業税(県税)が課税されます。

 

 

つまり、不動産ビジネスを展開していれば、入り口と出口で課税され、その途中では儲けていても儲けていなくても固定資産税が課税され、儲けていれば所得税や、事業税が課税されるわけです。

 

 

不動産ビジネスと税金は深く結びついており、切っても切れない関係にあります。

 

 

そうした不動産の特質から、自然と税金に関心が向き、自分なりに勉強をしていったわけです。

 

 

やがて少し詳しくなると他の同業者に、うんちくを傾けるようになります。

 

 

 

しかし、そこは税の専門家である税理士ではないので、聞いている方は疑心暗鬼とまでいかなくても、あまり真剣に耳を傾けてくれません。

 

 

だったら税理士の資格を取れば、不動産ビジネスに生かせるし、周りの方にも説得力ある意見を言えるのではないかと思ったわけです。

 

 

以上が税理士を目指した理由の一つです。

 

 

もう一つの理由は、経営者と本気の付き合いができるのではないかと思ったからです。

 

 

経営者は日々、経営に邁進し、汗水たらして事業を推進しています。

 

 

そうした経営者の方の役に立ちたい、一緒に汗水たらすことまでできなくても、同じ方向を向いて思いを共感し、同じビジョンに向かって走っていきたい。

 

 

いうなれば、経営者がマラソンランナーだとしたら、その伴走者になりたいと思ったのです。

 

 

小規模企業は上場企業と違い、不特定多数の株主にたいして会社の業績を開示する必要は無く、決算書を作成し税務申告を行う税理士との親和性が高いので、経営者と税理士がベクトルを合わせるのは比較的容易です。

 

 

 

なかなか試験に受からずに悶々とした日々の中で自分を支えたのは、「小規模企業の役に立ちたい!」、「事業主のサポートがしたい」という税理士のコア業務への憧憬だったのです。そうした気持ちがあったからこそ、暗く長い受験生活を凌げたのだと思っています。

 

 

事業主や経営者は事業を進めていても、中々結果が出ずにイライラしたり、落ち込んだり、焦ったりと平静を保つのも大変な場合もあるかと思います。

 

 

そんな時に気心の知れた税理士とお会いして無駄話をするだけでも、少しはリラックスするのではないかと思っています。

 

 

顧問税理士であれば会社の数字はよく理解していますが、関与先の方が望んでいるのは正確に決算、申告をすることだけではない、と思っています。

 

 

税理士は会計、税の専門家でありますが、ただ正確な数字を出して申告すればそれでよいと僕は思っていないのです。

 

 

勿論、税理士とコミュニケーションを取れば経営がすべて上手くいくというほど甘くは無いのですが、経営のヒント・気づきは得られるかもしれません。

 

 

面談を始めたときよりも少しでも穏やかな表情、素敵な笑顔でまた職場に戻る姿を見られれば、僕は嬉しいのです。

 

 

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当務所は、 “ 個人事業主、小規模企業の良き伴走者 “ として、すべてのクライアントさまが成長することを支援していきます!!