インターネット時代に、ヒトは「待つこと」が出来るのか?

一昨日の土曜日朝に放映された「サワコの朝」を見ました。この時間は8時半からのテニスのレッスンに備えて朝食を食べている時間なので、朝食を食べながら観るのが土曜朝の習慣になっています。

 

 

先週のゲストは作家の下重暁子さん、最近では『家族という病』がヒットした著名な作家です。

 

 

この二人の対談で激しく同意したのが、下重さんの「待つことはエネルギーになる」、「待たないと物事は成就しない」という言葉でした。

 

 

恋愛であれ、仕事であれ、これだと決めたら「覚悟を持って待つ」ことなしに、上手くいくことはない。

 

 

また、待つことがエネルギーを自分のうちに貯めることになるし、そのエネルギーが後々その人を動かす燃料になるという話でした。

 

 

こうした「待つこと」を阻害するのが、インターネット。

 

 

今は調べ物をするにしても、ネットで検索すれば直ぐに分かるし、情報があふれかえり、答えはすぐに提示されるのです。(その答えが正しいか否かは別問題ですが)

 

 

 

また、昔の恋愛では手紙でやりとりしていたので、出した手紙が相手に届くのに数日、それが返ってくるのにまた最低数日。

 

 

一つの手紙が往復するのに早くても1週間はかかります。

 

 

この間、相手のことを考え、自分の立場を考え直して時間が過ぎます。

 

 

そうした時間がお互いの思いや価値観を醸成していたのです。

 

 

現在のネット社会のやり方が当たり前になれば、それに相応しい恋愛、出会い、仕事の進め方が育っていく(すでに育っていますが)ので問題ないといえば問題ないのでしょうが、すぐに答えを求める風潮は思考停止に繋がるので、怖いなと思うのです。

 

 

 

 

何事にも唯一無二の答えがあるとの思い込みこそ、怖いと思うのです。

 

 

答えなんて所詮、相対的なもの。

 

 

ある答えに比べて少しだけ正しいか、少しだけ劣っているかであって、唯一無二の正解は無いんじゃないかと、パンをかじりながら思ったのです。

 

 

 

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