タダ飯(フリーランチ)は誰でも嬉しいけど、そんなものが本当にある?

表題の件、もちろん例え話です。

 

 

少し前からメディアにも取り上げられているMMT理論のお話です。

 

 

MMT理論を簡単に説明すると、「国民、投資家たちが非常に強い信頼感を国家に抱いている場合、長期金利がとても低い水準で安定するはずである。したがって、一時的に経済が悪化した時には、財政出動をして、赤字拡大により危機から脱却するという政策が合理的である」という議論です。

 

 

要は、景気が悪くなったら、税金をバンバン使って景気を良くしましょうという話です。

 

 

 

ほんの数年(1-2年)位なら、財政出動して税金投入すれば、刺激策で景気を浮揚させることも可能かもしれませんが、止めてしまえば、その分だけ剥げ落ちてしまうのがせいぜいです。

 

 

財政出動の景気刺激策が効果的になるのは民間企業の事業投資と同じで、その支出によりリターンの高い投資(上下水道、教育、基礎研究、各種インフラ)となりうる場合だけです。

 

 

つまり、その財政出動(投資)が実施されれば、それらが将来のより豊かな収支を約束する場合だけですね。

 

 

経済政策はその時点の判断だけでは、答えは見えづらいので、歴史に教えてもらうのが手っ取り早いと思っています。

 

 

 

第1次大戦後のドイツの急激なインフレーション、第2次大戦後の日本の資金不足とインフレ、その後起きた、石油危機後の諸国のデフォルトなどなど。

 

 

タダ飯=フリーランチは、やはり無いものと考えるのがフツーと考えるのですが、・・・・・。

 

 

 

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