成果を出したいなら、「違和感を取り除き」、「楽しみながら」、「自分のやり方で」やりましょう。

表題を読むと「どういう意味?」となるでしょうが、これは字のごとく

何か(仕事、勉強、趣味)を楽しみながら自分のやり方で行うことで、物事が成功しやすくなるという意味です。

 

これは諺でもなんでもなく、自分が30年くらい前から、自分で感じていたことでもあり、税理士試験を通じて納得したことでもあります。

 

では、具体的に見ていきましょう。

 

まず、仕事でも勉強でも趣味でも楽しくやったほうが成果が上がる、成績が上がるとよく言われます。

 

いやいや仕事をしたり勉強したりでは、どうしても能率も悪くなりますし、無駄なエネルギーを使うので燃費効率は悪くなりがちです。

 

一方、仕事でも楽しくやれれば時間も短く感じますし、自分から能動的に考えながら動けますので、効率的に成果が上がる方法を編み出して、仕事そのものをエンジョイできます。

 

自ら自分のやり方を編み出すというのがミソです。これに楽しむがプラスされれば、鬼に金棒です。

 

どうしても日本人は、他人のやり方から影響を受けやすいまじめな人が多いですから、何をするにも「本を読んでから」、「ヒトから教わってから」スタートを切る人が多いです。

 

始めに人から教わること自体は、OKだと思うのですが、その後に教わったことをなぞるだけではなく、ある程度自分のものになったら自分流にアレンジして、新たな方法を編み出したほうが成果は上がります。

 

雀鬼と言われる桜井章一氏は、その著書の中で、物事を成功させるには、「楽しみながら」かつ「自分のやり方で」やることが必須であると書いていました。

 

僕は麻雀をやりませんが、この方の名前だけは知っていて、ある日、本屋さんで彼の著書を見かけて立ち読みした時に上の言葉が書いてありました。

 

当時の僕は、税理士試験からなかなか抜け出せず、もがいていた時期でした。

 

その言葉に触れた時には、「そうかもしれない」、でも、「自分のやり方ですめば、こんな楽な方法はない」、「自分のやり方を押し通すほどの度胸はない」と思い、心に引っかかりながらもスルーしました。

 

その後も試験に悪戦苦闘する日々が続きましたが、この言葉はずっと頭に残っていて、違和感を感じながら専門学校に言われたことをこなしていたのを、スパッと止めました。

 

具体的には、何年も通っていた専門学校自体に通うのを止めて独学に切り替えたのです。

 

 

つまり、それまで違和感を感じていた専門学校の指導から離れて、自分が楽しいと思える勉強方法に切り替えたのです。

 

そして、勉強時間も今までのどちらかというとダラダラ感があるボリュームから、その半分近くに時間を削り、基礎的な項目に立ち返り、勉強の負荷を大幅に削りました。

 

毎年ゴールデンウィークごろに始まる、急こう配を登りきるような厳しい答練期も学校には行かず、たんたんと独学で過ごしました。

 

むしろ、今まで勉強があるからと遠ざけていた交友関係も少し復活させ、ストイックになり過ぎていた自分を反省し、人生をエンジョイする方向にかじを切ったのです。

 

最終的に受かった年は今までで一番勉強をしなかったのですから、本当に不思議です。

 

ストイックになって修行僧のような自分に自己満足するだけならともかく、成果を出したいのなら、むしろ、自分の感覚を信じて試してみるのも一つだと思うのです。

 

優秀な方は、なにも僕の真似などせずに専門学校で学び、そのままゴールまで到達できる人も多いので、この話は参考にならないかもしれません。

 

しかし、僕自身にとっては、とても興味深い経験だったのです。

 

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