税理士が「マルサの女」を見たら、経費になるのか

バブル絶頂期前夜に公開された「マルサの女」(1987年公開)は、「国税局査察部(通称マルサ) に勤務する女性査察官と脱税者との戦いを、コミカルかつシニカルに描いたドラマ」(ウィキペディア)です。

 

 

僕は映画館では見なかったですが、レンタルビデオ屋さんで借りてみた覚えがあります。その後、テレビ放映を2回は見ています。

 

 

印象に残っているのは、国税局査察部幹部の津川雅彦と脱税容疑で捜査を受けた山崎努です。

 

 

この二人、もともと味のある演技が好きでしたが、この映画ではそれぞれの役回りをコミカルに演じており、楽しませてもらいました。

 

 

この映画のおかげで、それまで余り表舞台に出なかった税務当局が社会から注目されるきっかけとなったのです。

 

 

では、この「マルサの女」を税理士が映画館で見たら(実際は上映しないでしょうが・・・。ここでは分かりやすく映画館で)、経費になるのでしょうか。

 

 

「マルサの女」の内容をあまり細かく覚えていないのですが、もし、内容が調査の実態や法令を描写しているのであれば、経費にして問題ないように思います。(実際に経費にする、しないの問題はありますが)

 

 

この「マルサの女」で、とても印象的なシーンがあります。

 

 

 

この会話は調査の現場で、容疑をかけられている権藤が国税局の花村と交わした会話です。

 

花村(津川雅彦)「どうしたら金がたまるんだ?」

 

 

 

権藤(山崎努)「せっかくだから教えてあげるよ。金貯めようと思ったらね、花村さん。使わないことだよ。

 

 

あんたは葬式がありゃ1万、結婚式がありゃ2万と出すでしょう。

 

 

そんなもの、出してたら、金は残らない。100万あったって使えば残らない。10万しかなくても使わなければ、まるまる10万残るんだからねえ。」

 

 

 

「あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水、貯めてるとするわね。あんた、喉が渇いたからってまだ半分しか溜まっていないのに飲んじゃうだろ?

 

 

これ、最低だね。

 

 

なみなみいっぱいになるのを待って…それでも飲んじゃだめだよ。

 

 

いっぱいになって…溢れて…垂れてくるやつ…これを舐めて。我慢するの。」

 

 

当時、僕は24才でその後、税理士になるとは思っていませんでしたが、この権藤のセリフは妙に印象に残っていました。

 

 

勿論、脱税、租税回避はもってのほかで許されるわけでは無いのですが・・・・。

 

 

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