簿記2級のコスパは最高だと思う

税理士試験などの難関試験に挑まないまでも、ちょっと面白そう、仕事にプラスになりそうなどの理由で簿記に興味を持っている方もいると思います。

 

ちょうど今は確定申告の季節。

 

フリーランス、個人事業主の方の中には確定申告真っ最中、お祭り状態?の方も多いと思います。

 

そうした方も含めみなさんが簿記を知っていれば、お得ですよということを書きたいと思います。

 

 

■営業マンでも簿記は必須

 

会計はビジネスの世界共通言語と言われて久しく、複式簿記の概念、基本ルールを習得していれば、あらゆるビジネスシーンでも応用が利きます。

 

営業マンであれば目先の成績に拘ることも大事ですが、経営者目線で仕事をするには複式簿記の概念は必須です。

 

 

 

現状の会社全体の売上と対前年との比較、営業利益の伸び率など損益計算書(PL)のひな型が頭にイメージできていれば、会社の業績も把握が容易になります。

 

現状を分析の上で業績を上向かせるには何が有効か、経営者目線でPLにいかに着地させるかを考えて行動できれば、ライバルに差をつけられます。

 

(こうした経営者目線はミドルクラス以上になると思いますが)

 

 

■株式投資にも生かせる簿記の知識

 

また、ビジネスに限らず株式投資にも簿記の知識は生きてきます。

 

例えば、ある会社が数年前に投資した案件が上手くいかず、減損処理をしたとニュースが流れます。

 

減損処理とは、将来キャッシュフローが思ったほど稼げないと判明した場合に、投資した資産の帳簿価額を切り下げる処理を言います。


この場合、事前に当該資産の収益力悪化を知らなかった場合、減損を知った投資家はその株を売りに出し、株価が下がります。

 

そして、減損の結果、資産の帳簿価額が圧縮されますので、その資産の減価償却費はそれ以降減ることになり利益にポジティブに働きます。

 

利益が増えれば、株価が上がる。

 

つまり、「減損のニュース」⇒「株価が下がる」⇒「業績が良くなる」⇒「株価が上がる」となるのです。

 

要は、減損のニュースで株価が下がるのは一時的といえます。

 

こうした会計マジックを知っていると、投資行動を冷静にとることが出来、チャンスが増えます。

 

勿論、株価は様々な要因で動きますし、上記のようなイメージ通りになることは稀です。

 

他の経営要因で利益が下がれば、減損での減価償却減少など吹っ飛びますから。

 

でも、こうしたニュースがあっても簿記の知識があれば、株式投資においても冷静に見ていられるわけです。

 

 

■税理士の顧問料を下げてもらえる?

 

税理士事務所の顧問料は通常、記帳のアリ、ナシで変わることが多いです。

 

例えば、会計の記帳アリだと月額3万円、ナシだと2.5万円というように差があります。

 

毎月5千円×12カ月=6万円が1年で浮くわけです。

 

簿記2級程度の知識があれば、会社の会計データを作成することは難しくはありません。

 

簿記2級でこれだけコストをカットできるなんて、しかも、これが何年も続くとしたら大きいですよね。

 

■やはり簿記2級のコスパは最高

 

上記のように簿記の知識があるとお得感が満載ですが、大手の簿記2級コースでも6万円~、7万円~に料金設定されています。

 

持っていても「お得」しかない簿記資格の取得に関するコスパは、まさに最強だと思うのです。

 

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京橋トレジャリー税理士事務所は日本が元気になるように、すべてのクライアントさまが成長することを支援していきます!!

 

”全てのよきことが次から次へと、あなたにやってきますように。”