転機は突然やってくる

僕は30代半ばまで公務員でしたが、父が亡くなったのを機に新たな道を歩み始めました。

 

 

それまでは、平日は仕事して(当たり前ですが)、土日は仕事のことを全く考えることなく子育て、遊び(キャンプなど)に熱中していました。

 

 

ただ、仕事への不満はそれなりにあったので、このまま進んでいく漠然とした恐怖も持っていて、英文会計の勉強を通信と通学(土日)で併せて行っていました。

 

 

なぜ英文会計かというと、ちょっと格好よさそうという安易な発想でした(笑)。

 

 

今はブームが一段落した感がありますが、当時は米国公認会計士ブームが到来(2000年ごろ)する直前で、にわかにその周辺が活気づいていた頃です。

 

 

公務員というと「総論は語れるけれど、各論が語れない」と揶揄されることがありますが、経験者から言うと、その通りだと思っています(笑)

 

 

どうしても、職務では公平・中立を求められるので、企業が利益を求めて活動するのとは違い、一歩引いた立ち位置からしか物事を見られない習性になってしまいます。

 

(プーケット、旧市街:おしゃれなカフェが多い町)

 

もちろん、公務員在職中はそうした態度で問題ないのですが、公務員の立場を離れて民間部門に移ると、この習性は悪弊になってしまいます。

 

 

各論、つまりどうやったら儲けられるかという視点を持たないと利益が上がりませんから。

 

 

そうした安定しつつも、ちょっとチャレンジしていた日々は父が亡くなったことにより、否応なく急転しました。

 

 

誰でも安定していたほうがその場の気は楽ですが、長期で見ると不安定になっていることもあります。

(これを茹でカエル状態と呼びます。初めは暖かいお湯にのんびり浸かっていたのが、いつの間にかそのお湯が熱湯になってしまうという怖―い例え話です)

 

 

(プーケット、旧市街)

 

 

少しずつ会社の業績が右肩下がりになったり、部署の組織替えにより不本意な異動を受け入れたり、会社そのものがM&Aになったりと変化は絶えず起こりえます。

 

 

自分のコントロールできない力によって、自分の立場が大きく変わることがあることを自覚していると、生き方に柔軟性が出来てきます。

 

 

副業の準備をするのも良いでしょう。その道の先達者とツテが出来れば、いざ起業した時の大きな資産となります。

 

 

何気ない日々の中で、ちょっとだけ意識を会社外に向けているだけでも、いざという時の荒波の大きなバッファーになってくれます。

 

 

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当務所は、 “ 個人事業主、小規模企業の良き伴走者 “ として、すべてのクライアントさまが成長することを支援していきます!!