FRBの方向転換は大きな転機になるか

アメリカのFRBがハト派寄りに方向転換しました。

 

NHK・NEWSWEBによると「アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、アメリカ経済の成長が鈍っているとして、ことしは1回も利上げを行わずに景気に配慮していく姿勢を示し」たと報じました。

 

FRBは、3月19日と20日に開催されていたアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)で今後の利上げを否定しただけでなく、FRBが既に着手していた資産の縮小を秋に終了させると発表しました。

 

もともとFRBのパウエル議長はタカ派の金融政策(利上げを積極的に行い景気を適度に冷ます)を標榜していました。

 

 

実際その通りに昨年12月に利上げをしたのは良いのですが、その後マーケットから手痛い反撃(株価の急落)にあいました。また、トランプ大統領からもFRB議長の交代を示唆するコメントも寄せられ、かなり厳しい立場に追いやられていたのです。

 

ご存知のようにNYの株価は12/26安値、21,712ドルから、直近は26,000ドルまで戻しています。

 

昨秋高値26,951まであと少しと急激に追い上げています。

 

これは、パウエル議長が「必要なら計画変更もためらわない」と昨年末に従来の利上げペースを変更する意思のあることを表明し、これを受けて、マーケットが上昇したものと考えて良いでしょう。

 

そして、ドル円は昨日一日だけで0.8ポイント近く暴落(つまり円高)、ドル指数の下落を受けて金価格(ゴールド)の先物価格は、1オンス1,300ドルを突破しました。

(通常、金価格はドルと逆相関の関係にあります。ドルが上がれば金が下がり、ドルが下がれば金は上がります)

 

 

歴史上類を見ない前人未到の領域に達している世界の中央銀行の金融緩和合戦が、今回のFRBの決定によって方向転換するのか、つまり、利上げ中止の方向に舵を戻すのか、興味深く見ていきたいと思います。

 

□今日のつぶやき

 

昨日のお彼岸の中日は、とある親戚のおじさんKさんとお話ししました。

 

この方、親戚の中では良識派(ほかの方もですが)で、僕のことも色々と気にかけてくれていて、好きな方でした。

 

ただ、残念ながら諸般の事情により、お彼岸やお盆のご挨拶が昨日で最後となりました。

 

Kさん、今まで長きにわたり色々と有難うございました!

 

あなたの暖かいお気持ちは、しっかりと僕に届いていましたよ、お元気で!

 

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