Webマーケティングでは、如何に尖るかが重要
今日の午前中は、顧問先様の営業改善、売り上げUPの打ち合わせに同席してきました。
その際、感じたこと、思ったことについて備忘録を兼ねて記事にしたいと思います。
万人受けを狙ったとしても、だれにも届かない
本日ご一緒させて頂いたのは、食品小売・卸売業界の方でしたが、現状の販路は大きく分けて2つ。
一つは、一般消費者向け小売り。
銀座の某有名デパートでも販売中です。
もう一つは、BtoBで中華レストラン、イタリアン、パン屋さんなど外食向け販売です。
今日の打ち合わせはBtoC、小売りの販路拡大についての議題で、Webでどうやって売り上げUPを実現させるかを話し合いました。
僕は顧問税理士として同席させて頂きましたので、顧問先様とコンサルの方の話の腰を折らない程度に議論に参加させて頂きました。
ただ、Webマーケティングについては他の顧問先さまや同業の税理士、丸の内朝大学セルフブランディング講座でのレクチャーである程度の下地はありましたので、自分なりの意見も発言させて頂きました。
基本的にはコンサルの方と僕の意見は殆ど一緒でした。
僕とコンサルの方の発言内容の骨子は次の通り。
・Webでは多くの人数を要する母集団にアプローチして、その母集団に知ってもらうのは非常に難しい。ほとんどは埋もれてしまう。
・競合の少ないところを探して、そこにアプローチすると知ってもらう確率は上記に比べ格段に上がる。
・「美と健康」を売りにして売りたいわけだが、その言葉をそのままWeb使っても、埋もれるだけなので、別の目立つ言葉を探して、潜在顧客に訴える。
・いたずらに品数を増やすのは得策ではない。しっかりとしたリピーターが増えたら品数を増やすのもありだが、今はそのタイミングではない。
・潜在顧客の少ないところを狙って尖っている部分を前面に出し、それを売りにするようにしないと目立たない。
・母集団の人数が少ないと不安になるが、大人数の母集団に訴えても成果は殆どなし。
人数が少ないところに訴えたほうが成果は上がる。
尖っている部分とは、その製品の特徴でもある訳だが、どちらかというと売る側のコンセプトといったほうが分かりやすい。
つまり、どういう人(性別、年齢、年収など)に買ってもらいたいか。
それを決めれば、価格をどこに設定するかは自ずと決まってくる。
その「尖っている部分」をはっきりと打ち出すのは、勇気がいるのだが、その不安を乗り越えないと潜在顧客にまで今のネット社会では情報自体が行き渡らない。
売る側のコンセプトが出来上がったら、今度はどういう「尖る言葉」でそれを表現し、潜在顧客に届けるか。
これが恐らく一番難しい。
ここからはマーケッター、Webコンサルなど専門家の力を借りたほうが効率は良い。
「お買い求め頂けますか」とお願いすることは、今の時代は難しい
有名な経営学者のドラッカーは、「マーケティング の理想は販売を不要にする」と言っています。
これは、今の時代(だからこそ)にも通用する言葉だと思っている。
つまり、「お願いします、買ってください。」といった営業はもう通用しなく成ってきており、顧客側からこちらに来てもらう売り方でないとマーケティング自体が成り立たない状況になっているといえる。
顧客サイドが「その製品を買うストーリー」を販売側で提示することが出来れば、製品の価格に固執することなく買っていただけるものだと思っている。
「その製品を買うストーリー」を上手に顧客に提示することに最も成功しているのは、言うまでもなく、エルメス、ティファニーなどの高級ブランドです。
こうしたブランドは既に顧客に「自分がこのブランドを買うのはこういう理由があるから」というふうに「ストーリーを創造してもらうこと」に成功しているので多くのセールス活動が不要になっている訳です。
■今日のつぶやき
最近の朝食はフルーツ、ナッツ類、コーヒーにしています。
朝からたっぷり食べてしまうと一日中、胃が重くなるからです。
このスタイルを続けていくとどうなるか。
体の調子が良くなるか、仕事の効率が上がるか。。。
自分で検証してみたいと思います。