ザッカーバーグは、「Done is better than perfect.」と言った

僕は不動産関係に馴染みがあるので、事業の時間軸を長く考える癖がついています。

 

 

また、税理士をしているので慎重を期して、仕事と向き合うことも習性になっています。

 

 

それに対して、IT、ネット関係の事業だと時間軸は自ずと短くなります。

 

 

あるサービスをローンチさせる場合、完璧を目指して時間を使っていると他社に類似のサービスを先行され、コストと時間をまるまる放棄することになりかねません。

 

 

とりあえず、不完全かも知れないけれど、市場に出してみる。

 

 

問題が発生したら、スピーディに対応する体制だけは、予め作っておく。

 

 

こうすることで、他者に出し抜かれるリスクは減り、先行者利得を得られる可能性は高まります。

 

 

今の世の中、スピードがとても速いので半年もすれば世の中の雰囲気はまるっきり変わっている可能性もあります。

 

 

 

時間とコストを費やして完璧を目指しても、そもそも既に世の中に受け入れられるサービスではなくなっている可能性だってあります。

 

 

また、時間とコストを費やしたがゆえに、既に受け入れられないサービスであっても、その

事実を受け入れる勇気が持てず撤退する機会を逸することも考えられます。

 

 

そこで、出てくるのがフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグの 「Done is better than perfect.」という有名な言葉です。

 

 

簡単に訳すと、「出来が完璧でなくてもいいから、とりあえず仕上げなさい」という意味になります。

 

 

業界によって、事業の中身によってそれに従事する人のマインドは異なります。

 

 

また、組織の大・小や企業ごとのカルチャーによっても社員の仕事との向き合い方は異なります。

 

 

 

もちろん、正解など存在せず、それぞれの企業で培われたものがその企業でベストと、とりあえずは考えられているのでしょう。

 

 

僕の民間企業での経験でも、「Done is better than perfect.」と時の経営者から言われたことを思い出しています。

 

 

あるときに、従業員の就業規則を作るよう指示されたのですが、あれこれ調べているときに、上の言葉に近いことを言われました。

 

 

その経営者は、昔自分が上長から言われたこととして説明したのは、「時間を掛ければ、だれでも良いものが出来る」のだから、「早く、ちゃんと仕事をするのが一番いい」のだということです。

 

 

ちなみにですが、その時の就業規則は、その言葉を受け4時間で作りました。

 

 

その時は何を無茶言っているんだと思いましたが、その後いろいろ経験を積んでいくうちに、その経営者が言いたかったのは、「Done is better than perfect.」

ということなんだな、と合点がいきました。

 

 

僕の肌感覚では、とりあえず仕上げるレベルとして、70点-80点くらい取っていればいいかなと思っています。

 

 

ただ、修正を重ねて最後は100点を目指したほうが良いですが。

 

 

念のため書きますと、税理士の仕事は初めから修正不要なものを目指します。

 

 

そういう性格の仕事なので・・・・。

 

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