ヒトは本当に経験から学ぶことが出来るのか。
名言の一つに、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」というものがあります。
これは、初代ドイツ帝国の宰相・ビスマルクの言葉です。
個人的経験であれ歴史であれ、過去の出来事から教訓を得てそれを未来に生かすというのが共通項ですが、経験は個人の人生を生きる点では教訓を与えてくれますし、歴史は長期の社会事象から世の中とその中で生きる個人に焦点を当てた場合に教訓を与えてくれます。
どちらが秀でているかというよりも、焦点の当て方をどう解釈するかでしょう。
経験から学ぶのも簡単ではない
でも僕からしてみれば、経験から学べることができる人は愚人どころか、賢人だと思っています。
「こういうタイミングで、こういうこと言うか」、「もうちょっと違う言い方があったような」、好きなテニスで言えば、「相手のポジションを見過ぎてボールが浅くなる」は、僕には良くあるパターンです。
たまに売買する株式投資でよくやらかすのは、「もうちょっと保有していればもっと上がるだろう」と思いホールドしていると、株価が下落して含み損。
その失敗の要因は、「他者は自分ほど長期で投資を考えておらす、売りから入り短期で鞘を抜きたい人が多い」という現実を甘く見ていることです。
その結果、足元の株価に無頓着になりがちになり、含み損を抱えてしまうのです。
このように、僕は、同じ間違いを犯しやすいのです。
(仕事は大丈夫!間違いリストを作って対応しています、笑)
なぜ同じ間違いを犯すのかというと、簡単に言うと自分への甘えがあるからではないでしょうか。
その甘えとは、他者との関係で言えば、きっと分かってくれるはずというものではないでしょうか。
そうした甘えから、悪意がないにもかかわらず、誤解を与える言動をしてしまうのです。
でも、自立と依存(甘え)は人にとって永遠の課題です。
自立だけを目指す人生は味気なく、一歩間違違えば孤立につながります。
かといって甘えてばかりでは、人から煙たがれます。
適度な距離が良いということでしょうか。
■今日のつぶやき
報道によるとアメリカの中央銀行FRBが今年の利上げを見送るようです。
従来は2回の利上げを市場は読んでいたようですが、現在は年内利上げの可能性はゼロパーセントと見込んでいるようです。
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