ビットコインはもう本当に終わったのか??①
ビットコインの動きが冴えません。
ビットコインの現在(12.5)の価格は約43万円 。
昨年暮れには220万円を超えたこともあるビットコインですが、春から夏にかけ大幅に値を崩し、現在は高値から5分の1程度まで下がっています。
仮想通貨の人気は法律改正がきっかけか
仮想通貨について、改正資金決済法2条5項1号は、「物品を購入し、若しくは借り受け、又
は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用するこ
とができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値で
あって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの」と定義しています。
もう、これはおカネですね。
つまり、何か買物をしたときにインターネットなどを通じ代価として支払うことが出来るものを仮想通貨と定義しています。
仮想通貨を取り扱う改正資金決済法は2017年6月に公布されています。
この施行により、多くの会社が仮想通貨ビジネスへの参入を図り、仮想通貨が身近に感じられるきっかけになりました。
また何よりも大きかったのは、仮想通貨交換所が登録制となり、金融庁への登録が義務化されることになったことでしょう。
この制度により、政府による登録事業者への管理が行き届き、仮想通貨そのものへの信頼感が一挙に高まったからです。
つまり利用者からみれば、仮想通貨に政府がお墨付きを与えたと見えたわけです。
昨年からの仮想通貨全体の暴騰は、こうした制度設計と無縁ではないはずです。(その後の1月には大規模なハッキングが判明しましたが。)
今後の仮想通貨の動きがどうなるか、分かる訳はないのですが、仮想通貨のもととなってい
るブロックチェーン技術は汎用性の高い技術で文書管理などには親和性が高く、政府も公文
書管理に役立てたいと表明しています。
次回は仮想通貨の税制が与えるインパクトについて、書いてみたいと思います。
■今日のつぶやき
昨夜は外を歩いていても空気が妙に生暖かく、春の夜の気分でした。
すこし遅れた小春日和でしょうか。