旅は多くの示唆を与えてくれる

先日とあるセミナーに出席するため金沢に行ってきました。

 

 

金沢を訪問するのは確か3年ぶり。

 

 

地元の人の話だと、ここ金沢もインバウンドの影響がかなりあるらしく、年々外国人が増えてきて、市内は観光客でいっぱいとのことでした。

 

 

そんな状況なので、ホテル建設の計画もかなりあるらしく、もっとホテルが増えたら外国人観光客が増えると困惑していました。

 

 

まぁ、インバウンド目当ての観光業の方は両手を上げてウェルカムでしょうから、その人の立場で受け止め方が違うということでしょう。

 

 

現在のインバウンドの増加は、政府の成長戦略の一つとして推し進めた結果であるのですが、具体的には、観光ビザの発行手続きの簡素化、日本への渡航資格の緩和などで訪日客がかなり増加しました。

 

 

 

欧米や中南米の人々からすると、極東の島国にどういう先入観をもって訪日しているのか、ちょっと興味があります。

 

 

そもそも日本という国がどこにあるか世界地図で示して欲しいといっても正確に指し示すことが出来る人は殆どいないのでは、と思います。

 

 

いまだ、髷(まげ)をしているとか、刀を差しているとか、思っているかもしれません。

 

 

僕も旅行は好きで、素晴らしい景観・景色も良いのですが、どちらかというと「知らない文化に接する」、「未知の人々の暮らしを知る」ことに興味があります。

 

 

 

 

自分が想像したこともない習慣・文化の中で生きている人々が今、目の前にいると思うと、自分が悩んでいることが些末なことでしかなく、自分の周りの環境から生かされているのだと実感するからです。

 

 

人は日々、自分で選択し、実行して生きている訳ですが、実はその環境自体が与えられたものなので、個人の生きざまは案外、裁量が少ないなと感じざるを得ません。

 

 

そうした気づきを旅は与えてくれるので、僕は旅が好きなのです。

 

 

■つぶやき

 

 

東日本大震災のころは、浅草を夜に歩いても殆ど人がいないという悲惨な状況でした。

 

それから、僅か数年で訪日客が増加に転じたのですから、凄いものです。

 

 

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