本当に自分が欲しているものは何か、絶えず自問する必要がある。
先日、ある著名なコピーライター兼経営者が書いたコラムを読み、心に刺さりました。
この方、誰でも知っている方で毎日エッセイ風の文章を書いています。毎日、毎日書くわけですから、いくら書くことになれていてもそれは大変なことです。
二日酔いの日、風邪気味の日、体がだるい日もあるでしょうが、毎日コンスタントに書く姿勢は感服以外の何物でもありません。
さて、その内容ですが、“ヒトは何か自分に足りないものを埋めようとするときにはわりとうまくいく”というものです。
例えば、明るい性格の友人が欲しいと思ったとき、或いは自分と年齢が離れた友人が欲しいと思ったとき、はたまた、知的好奇心を満たしてくれる友人が欲しいと思ったとき、そういう候補の人と知り合った場合、徐々に距離を詰めていき信頼関係を構築して相手と交友するという流れになると思います。
その場合、自分が友人候補に何を求めているかハッキリわかっていて、その求めている部分が自分に欠けていると分かっているとき、その望みは叶えやすいという訳です。
これに最も合致するのが恋愛だと思いますが、仕事や趣味のシーンでも人間関係全般に当てはまるのではないかと。
つまり、以前上手くいかなかった原因は、自分が欲しているもの以上、或いは自分が望んでいないものまで望んでいて、それが理由で関係が壊れてしまったのではと、このエッセイは書いていると思いました。
自分が何を望んでいるのか、他人や社会の価値・常識ではなく、自分自身が何を欲しているのか、澄んだ目で自分を見つめるのがポイントなんだと思います。
仕事であれば、世間では給料が多いことが転職する・しないの大きな材料であったとしても、“いや、自分は給料が安くてもこの仕事がしたい”、“この仕事で成長したいという”判断は、アリな訳です。
税理士であれば、次のような判断があります。
・どんな業種の仕事をしたいか
・どのような仕事の進め方をしたいか(会社訪問を積極的にするのか、メールのやり取りで済ますのか)
・大きな会社だけをターゲットにするのか否か
・顧問報酬の額だけで受任する、しないの判断をするのか
・海外法人の日本子会社も積極的に手掛けるのか
・経営者との相性にウェイトを置くのか
自分は何をしたいのか、ベクトルをどの方向に向けるのか、といった自分自身の軸を作らないと、自分自身で何でも決められる自営業の落とし穴にはまってしまいます。
だからこそ、絶えず、自分が欲している状況を、世間の常識というフィルターを通さずにイメージする必要があると考えています。
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