錦織選手のまいた種は、確実に芽を出してきている。
錦織のウィンブルドン2019は残念ながら準々決勝でフェデラーに敗れ、グランドスラム初制覇の夢は次回へと繰り延べられました。
そんな中、嬉しいニュースが飛び込んできたのです。(ちょっと古いですが)
ウィンブルドンのジュニア男子シングルスで、16歳の望月慎太郎が初優勝を飾ったのです。
望月は、決勝でカルロス・ヒメノバレロ(スペイン)を6-3、6-2で下し、日本男子として初となるグランドスラム大会の優勝を成し遂げたのです。(男女通じては1969年の女子シングルスを制した沢松和子以来)
望月選手は3歳でテニスを始め、米フロリダ州ブラデントンにあるIMGアカデミーで練習に励んだそうです。日本テニス界の至宝である錦織もIMGアカデミーで成長し、現在も練習拠点としています。
この二人、ともにソニー創業家の一族である盛田正明氏が支援する「盛田正明テニス・ファンド」から日本を飛び立っているという共通点があります。
錦織がプロになったのは2007年。
その翌年の2008年には、デルレイビーチ国際テニス選手権で予選から勝ち上がり、当時世界ランク12位で第1シードのジェームズ・ブレークを3-6, 6-1, 6-4で破り、ツアー初優勝を達成したのです。
このATPツアー優勝は、1992年に韓国オープンで優勝した松岡修造以来16年ぶりだったのです。
松岡選手の功績があっての錦織選手の優勝。
ちょっと話が飛びますが・・・・サッカーのワールドカップを見ていつも思うのは、伝統国の強さ。
ドイツ、フランス、イタリア、イングランド、ブラジル、アルゼンチンなどの常連国、優勝経験国はやはり本番には強いのです。予選で辛勝の連続でも、本番になると結構いい調子になることが多いのです。
これは、国としての積み重ね、経験値が高いからなのです。
それと同じで、テニスもやはりキャリアを積んで世界の中で良い成績を上げ、存在感を示した選手がいるから、同じ国の後続選手が輝くという流れがあると思っています。
錦織選手が初優勝を飾ってから、11年。
彼にあこがれてテニスを始めた子供も、既にジュニア世代になっています。
望月選手がウィンブルドン・ジュニアで優勝を飾るに至るまで、有形・無形の影響を錦織選手から受けているはずです。
錦織選手が蒔いた種は、もう既に芽を出してきたのです。
これも彼のとても大きな功績だと思っています。
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