「自分の頭で考える+信頼できる人からの助言」で人生は好転する
昨日(5・8)のマネックス証券創業者の松本大さんの、つぶやき「原点」を大変興味深く読みました。
そして、ほとんどの日本人に欠けているのが、この批判的精神なのではないかと。
幼稚園児の松本少年が、何か悪さをして、そのことで父親から咎められるシーンが書かれています。
以下、引用です。
『「なんでしたんだ!」-幼稚園生の私が泣きながら答える-「先生がいいって云ったから」-親父、烈火の如く怒り、当時まだ吸っていた煙草を片手に、私の手に押しつけ掛けて怒鳴る、「お前は教師が人を殺せと云ったら殺すのか!」-母親が止めに入って根性焼きは逃れましたが、この出来事が私の性格と行動パターンの形成を決定付けました。』
この経験は、松本少年に「他人の云うことを鵜呑みにしてはいけないんだ。」、「自分のすることは全て自分で考えて自分で決めて実行しなければいけないんだ。」という強烈なメッセージとなり心の奥に刻印されたそうです。
そして松本少年は、「世の中の誰の云うことであっても疑問を持ち、全ては自分で決めるようになった」というのです。
かなり手荒い教育ですが、結果的にはこうした心を込めた強い思いが、松本少年の人格形成に大きな影響を与えたのです。
松本さんのご尊父は昭和9年生まれなので、終戦時は11歳。
戦前の教育と戦後のそれとのギャップ、180度違う教師の態度に相当なアレルギーをもって思春期を迎えたと想像します。
そうした大人社会への反発の残滓がそのまま自分の子供である松本少年に怒りとなって向けられたのでしょう。
■自分で考えて決めたのなら、不測の事態に対応できる
いずれにしても、自分で考えるということは何よりも大事です。
(今更声高に言う必要もないでしょうが)
人の言うことをそのまま鵜呑みにするのは、結果がついてきているときはOKですが、何か問題が生じたときに自力で立て直すことが出来ないのが一番の問題です。
何も人の言うことを信じるなということでは無く、自分で腹落ちする必要があるのではないか、と思うのです。
何か行動を起こす、判断をするという時に自分の頭で考えていれば、トラブルや予期しないことが起きた場合に、自分で対応が可能です。
意思決定する段階で、頭の中で思考というプロセスを踏んでいるので、リスクへの対応力が高いからです。
■信頼できる助言者がいれば、さらに加速する
また、今までの文章と矛盾するようですが、信頼できる人から助言を得るのも一案です。
大切なのは思考停止をしないことなので、助言に納得できたなら、信頼できる人だと思えるなら
信用してとりあえず試してみるのも価値あることだと考えます。
自分の頭だけでは、考えが偏りがちですし、新しい発想も出にくいからです。
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