なぜ、日本のアニメは世界で愛されるようになったのか
政府が後押ししているクールジャパン戦略で中核をなす日本のアニメーション。
宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」を20年くらい前に子供と見に行ったのは、懐かしい思い出です。
小さい頃は、「巨人の星」、「赤い血のイレブン」「エースを狙え!」などのスポ魂アニメが流行り、“根性でどうにかする”という理不尽さが当たり前に受け入れられていた時代でした。
実際、中学・高校の部活動では、真夏の炎天下での練習中に、水も飲ませてもらえないという今では考えられない指導がまかり通っていました。
今では、仮に病気にでもなれば、パワハラとか、・・・という感じでしょうか。
その後、「マジンガーZ」、「宇宙戦艦ヤマト」などの戦隊ものに憧れる時代がやってきました。僕は「サイボーグ009」が大好きでしたが・・・。(順番が前後しているかもですが)
何故、こうした日本のアニメは、ここまで活況を呈し、世界での評価を得ることが出来たのでしょうか?
それは、パブリックセクターがあまり関与しなかったからではないでしょうか?
日本の漫画は、もともと「週刊ジャンプ」や「週刊チャンピオン」、「週刊マガジン」女の子なら「マーガレット」(もっとあるでしょうが)などの漫画雑誌で発展し、TVでアニメとなって放送され一般に認知されるという流れでした。
漫画家の作業は、漫画家とそのスタッフで〆切に追われ日々を過ごす、家内制手工業そのものの小さい工房で行われていました。
要はそこに企業が入り込むほどのスケールメリットもなく、パブリックセクターが関与する必要もなかったわけです。
今日のFBで参議院議員の藤巻健史氏が、“ インドでITが発達したのは政府が関与しなかった(そうした能力もなかった)からだ ”といった旨の投稿がありましたが、まったく同感です。
民間企業は自由に活動して、(政府の対外的な情報発信や残業規制はアリと思いますが)自助努力するのが、一番の成長戦略なのではないかと、世界に君臨する日本のアニメーション業界を見て思ったのでした。
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