情報に振り回されない唯一の方法は、自分で一時情報にアクセスすること
最近知人の奥様から興味深い話を聞きました。
その奥様は、市役所の健康〇〇員という肩書で、市内で生まれたばかりのお子さんを持つ母親を様々な面でサポートする仕事を嘱託(パート)で行っています。
ママさん一家は噂を信用してマンションを
最近、新築されたばかりのマンションに越してきたママさんとの会話。
新米ママさん:「マンションを買う時に小学校が近くにできると聞いたので、このマンションに決めたんです」
知人のママさん:「そうなんですね。実際にはどうなるかは分からないので、直接、市役所に聞いたほうが良いですね」
新米ママさん:「えぇ!!小学校出来ないんですか?!」
知人のママさん:「確かに噂では、できると聞いたことがありますが、噂が立ってもう何年も経っていますし。本当のところは、分からないですよね。」
新米ママさん:「うーん、そうなんですね」
このマンションの売り出し最低価格は、3,200万円から。
最近越してきた方は、少なくても3,500万円は支払うことになります。(ローンの利息は考慮せず)。
このマンションから最寄りの小学校までは、距離にして3キロはあり、1年生の足では歩くと小一時間は掛かります。
歩くと言っても雨の日もあれば、台風の日もある。強風が吹く日もあれば、寒い日も暑い日もある。
小学校一年生であれば、風疹、はしか、おたふく風邪などの伝染病に知らずに罹っていることもあるし、最近の世情ではいつ犯罪に巻き込まれるかもしれない。
なので、小学校が近くにできるというのは、マンションを買うインセンティブとしてはとても大きなものだったのです。
この新米ママさん、期待が外れて可哀そうだなと思う反面、それほど大事なことならば、何故ご自分で市役所の教育委員会に直に問い合わせをしなかったのでしょうか。
電話一本で済む話です。時間にすれば、10分あれば十分(笑)です。
教育委員会に小学校が建設される予定はあるのか、ないのか。
もし予定があるのなら、いつ建設されるのか。
予算措置はどうなっているのか、突っ込んで聞いてみましょう。
もちろん、このママさん一家、他にも魅力を感じたから買う決断をしたのだと
思いますが・・・。
一時情報は信ぴょう性が最も高い
これはなにも小学校の建設に限らず、様々なことに応用できます。
例えば、株式投資。
ある企業が他企業を買収するというニュースが流れ、被買収企業の株価が急上昇。
この場合、このニュースが本当か、買収元企業のIRに電話をして確実な情報を得たほうが賢明です。
(超短期でデイトレをしているなら、不要でしょう。)
相場の多くのニュースは、様々なステイク・ホルダーが意図的に情報操作する場合が多いので、それなりの名の通った媒体が流したものでも安易に信用するのは危険です。
噂はあくまでも噂でしかありません。
当事者から正確な情報を取得して、適切な行動につなげましょう。
そうすれば、リスクは軽減され、それゆえ成功の可能性はぐっと高まります。
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京橋トレジャリー税理士事務所は日本が元気になるように、すべてのクライアントさまが成長することを支援していきます!!
”全てのよきことが次から次へと、あなたにやってきますように。”