子供に必要なのは「銀のスプーン」よりも「環境と体験」

最近のニュースで、日本人の国内出生数が史上最低の86万4千人となり、前年比較で5.92%減となったと報じています。

 

 

また、出生数から死亡数を差し引いた人口の自然減は、51万2千人と初めて50万人を超えたとのことです。

 

 

簡単にいうと、鳥取県の人口(約55万5千人)に匹敵する人数が減っていることになります。

 

 

その国の経済は国民の人口構成に大きく影響されます。

 

 

フィリピンなどの途上国は、若者が多いので人口ピラミッドは底辺が広く、年齢が上に行くほど人が少なくなります。理想は正三角形に近い形です。

 

 

これは生産者人口が豊かで、社会保障費・医療費も少なく済み、財政的余裕をもたらすことを意味します。余った資金は再投資に回され、さらなる成長が期待できるという好循環が見込まれる訳です。

 

 

カンボジア、ベトナムといった新興国に行ったときに、まずハッとさせられたのは、子供たちの目です。

 

 

 

カンボジアの田舎の魚市場にいったとき、ベトナムの街中を歩いているとき、すれ違う子供たちの目が大きく輝いているのは、驚きです。

 

 

人が集まれば、ボール一つでサッカーを始める。

 

 

キャーキャー言いながら、たわいなく騒ぐ。

 

 

それらの風景は10年近く前なので、今行くとすれば、外遊びがゲームに変わっているのかもしれませんが。

 

 

いずれにしても、子供がのびのび育つ環境を社会が構築することが、少子化を防ぐ一番の処方箋なのだと思います。

 

 

ちなみに表題の「銀のスプーン」とは、端的に言うとお金のことです。

 

 

「銀のスプーンをくわえて、生まれてきた」といえば、かなり裕福な家に生まれてきたことを言います。

 

 

 

子供たちが幸せになるのに、必ずしも銀のスプーンが必須ではなく、どう自己実現していくかの方が大切だと考えています。

いくらお金があっても幸せになるとは限らず、その人が社会とどう関わるかが大事なのだろうと思います。

 

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