電車で席を譲られたら。
僕は毎日電車で京橋の事務所まで通っています。
電車通勤については、満員電車がストレス、様々なトラブルに巻き込まれる、今
でいえばウィルスに感染するリスクが高いなど、問題点を指摘する声が多いの
も事実です。
確かに毎日、1時間以上かけて通うのは時間の効率的使い方という観点からも、非効率です。
ただ、僕の場合、個人で仕事をしているので電車通勤の不便さ、非効率、少しのストレスが良い意味で刺激となるので、それほど不満はありません。
乗る時間帯は通勤ピークが過ぎたあたりで、子連れのママさん、ビジネスマン、お年寄りなど多様な方が乗る時間帯でもあります。
そんな車内で、お年寄りに席を譲ろうとビジネスマンや女性が席を立って、「どうぞ宜しかったら座ってください」と着席を促す光景を見ることがあります。
この時、素直に座ってもらえれば、席を譲った方も気分がいいのですが、中には「自分はそんなに年寄りではない」、「申し訳ないので遠慮する」といって座らない方もそれなりに見られます。
そのたびに、「あぁ、素直に座ればいいのに」と残念な気持ちになってしまうのです。
何故かというと、まず、譲ってくれる人も、少しではあるものの勇気を出して声をかけている―その気持ちを蔑ろにするのは失礼であること。
あと一つは、此方の方が問題だと思うのですが、一度断られた方はその後、同じ状況になったときお年寄りに声を掛けづらくなるのではないかと思うのです。
勇気を出して申し出たのに断れるのはいい気持ちはしませんし、一度立ったものの、もう一度席に座るのは何とも気まずいものです。
周囲の人もそれを見ているはずで、「じゃぁ、席を無理して譲る必要はないな」と判断してしまいます。
鉄道会社は駅の構内に、駅員に対する暴力禁止、酒に酔ってホーム際を歩かない等とともに、エスカレーターを使わずに階段を使いましょうなどとPRしています。
これらはこれで良いと思うのですが、そこにプラスして、「席を譲られたら有難く座りましょう」的なPR・啓蒙があるとベターだと思っています。
そうすれば、席を譲られたけれど、断るというパターンはかなり減ると思うのですが。
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