5Gの世界と源氏物語、日本人の感性は受け継がれるのか。
5G(第5世代移動体通信)の技術が実社会で活用化されつつあります。
機械の遠隔操作の即応性(建設機械などをあたかも実際に現場で乗車しているような臨場感、機敏な操作性)、自動運転の快適性・正確性(車は移動手段として機能するのみで、乗車中は映画・コンテンツを楽しむシアター化)は、今よりも格段の違いがある大容量とスピード送信によって可能になります。
■スマホの次のメガヒットは何か
スマホが我々の生活を一変させてしまったのと同じように、新しいデバイスが社会に送り出され、生活スタイルに大きな変容を迫ります。
DMM.comの創業者である亀山さんは5Gの世界について、グーグルグラスみたいなものを装着すると自分が体験していることを全て録画でき、その人の人生を丸ごと映像化でき、保存できるようになるのでは、と言っています。
そうなると人の人生そのものがソフト化して値段が付けられてしまうようで、気持ちが悪いですね。
この人の人生は面白いからダイジェスト化して、映画化しようみたいに。
スマホがない時代であっても我々は普通に生活していたし、特段不便も感じなかった。(待ち合わせでは携帯電話が早く実用化されればと願ってましたが)。
パソコンが出てきた当時はこれで仕事の効率化が出来るので仕事が早く終わり、楽が出来ると思われていました。
その結果は、更なる競争でしたが。
5Gの技術が社会で実用化されれば、ヒトは新しいもの好きなのでとりあえずデバイスなり、ネットにつながった商品を試して使ってみるでしょう。
そうした製品の中にはスマホのような大当たりのヒット製品も出てきて生活を一変させる可能性が大です。
■100年後の日本人は源氏物語に面白さを見出せるのか?
僕が生まれて育った昭和の時代にはパソコンも携帯電話・ガラケーも無く、連絡は電話、進んでいてもFAXでした。
これから加速が増していく通信技術の発達進化は人間をどこに向かわせようとしているのでしょうか。
また、ギガの1000倍である1テラバイトが入るSDカードが、一般に発売されるようです。
本一冊分の情報は10万文字ほどとカウントして、20万バイト。
1テラでは、500万冊分の本の情報量になります。
情報を大量に早く処理し、保存する技術が可能となるとしても、ビジネス以外のパーソナルな一個人にどれだけ必要性があるかは疑問です。
でも、結局は企業の新製品という形で新たな需要が創出され、ヒトはそこに楽しみと満足を得るのでしょう。
変化は徐々に、だけど確実に訪れます。
源氏物語は世界的に評価されている王朝文学の傑作ですが、現代のわれわれが読んでも楽しめるのは、人間の感情の動きが当時と今でもさほど変わらないことにあります。
これから100年後の日本人が源氏物語の面白さを忘れないことを祈っています。
■今日のつぶやき
今日の都心は夕方になり急速に気温が下がってきています。
金曜日だからと、夜の街で遅くまで過ごすと風邪をひきそうです。
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”全てのよきことが次から次へと、あなたにやってきますように。”